root canal treatment

精密根管治療

  • 根の治療が終わったのに、痛みや腫れ、違和感がある

  • 何ヶ月も歯の神経の治療をしているが治らない、歯茎から膿が出て来る

  • 抜歯してインプラントと言われた

  • 歯が割れているかもしれないと言われた

  • 治療した歯を長持ちさせたい

根管治療とは

虫歯の進行が歯の神経にまで達した場合に行われる、歯の根の治療のことです。
また、一度根の治療をした歯のやり直しの治療(再根管治療)も含まれます。

歯の神経がダメになるとズキズキ痛みが出たり、さらに進行すると顎骨の中に膿の袋が溜まり、歯茎から膿が出てきたりします。

根管治療をせず放置したり、治療がうまくいかないと抜歯する原因になります。
歯を残すための大切な治療です。

根管治療は建築で言えば、基礎工事です。どんなにキレイな被せものを入れたとしても、歯の基礎となる根管治療が不十分では歯は長持ちしません。

根管治療の流れ

ファイルで根管形成・清掃
ファイルで根管形成・清掃
Step.1
根管を殺菌洗浄
根管を殺菌洗浄
Step.2
根管充填、密閉・支台築造
根管充填、密閉・支台築造
Step.3
レントゲンで確認
レントゲンで確認
Step.4
完了
完了
Step.5

当院の精密根管治療

当院では北米やヨーロッパの歯内療法学会のガイドライン・コンセプトを基に、世界最先端の歯内療法を提供しております。
これにより歯を長期間もたせることができ、さらには他院で抜歯と宣告された歯でも保存できる場合があります。一般的な保険治療と比べると、格段に治療成績が上がります。
日本の医療保険制度は、いざというときには全国民が安心して医療を受けることができる世界的に類を見ない優れた制度です。しかし、保険制度で保障しているのはあくまで「必要最低限度の治療」であり、「ベストな治療」ではありません。
歯科治療、特に根管治療の分野においては国の評価が非常に低いため、保険制度の元で最善の治療を行うことは難しく、そのためやり直しが多い現状になってしまっています。その成功率は50%以下と言われています。
専門医が根管治療を適切に行えば、成功率は80-90%(初回治療)と非常に高いことがわかっています。

1dayトリートメント

ほとんどのケースは、1回で治療が終わります。通院回数という点で、患者さんの負担を大きく減らすことができます。
治療時間は90分〜120分かかりますが、回数を少なく行った方が治療の効果が高いからです。
専門医の根管治療において、治療期間が数ヶ月に及ぶことはありません。
ただし、急性症状(激しい痛み)がある歯や、複雑な問題を抱えている場合は、2回以上かかる場合もあります。

豊富な治療経験

成功率の高い根管治療を行うには、専門的な知識だけでなく高度な治療技術も必要になります。

マイクロスコープはあくまで見るための道具であり、それ自体が病気を治してくれる訳ではありません。

担当する歯科医師は、治療経験・症例数が豊富です。

実際に治癒したケースを参考頂ければ幸いです。

無菌的処置環境

根の病気の原因は、お口の中の細菌です。根の中に細菌が入らないよう、細心の注意を払わなければなりません。
治療中のラバーダム使用はもちろんのこと、治療期間中に細菌が歯の中に侵入しないよう、徹底した管理を行います。
ラバーダムとは、治療する歯をお口の中から隔離するゴムのシートです。これにより細菌が治療する歯に入るのを防ぐことができます。
根管治療では非常に小さな器具・材料も使用します。ラバーダムは、それらが患者さんの口の中に落ちることを防いでくれる、安全のためのものでもあるのです。
アメリカ歯内療法学会では「根管治療時に使用しなければならないもの」として、ガイドラインが作成されています。(AAE position statement ※PDFファイルが開きます)

また使用する器具の滅菌、ディスポーザブル化も徹底しています。
このような治療における「無菌的なコンセプト」の遵守が最も大切です。


マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)

歯の神経の形はとても複雑です。裸眼ではとても正確に状態を把握することはできません。見えなければ手探りの治療となり、根の中の腐敗物・汚れをとるのが不十分となります。これが再発の大きな原因です。
マイクロスコープを用いると、20倍以上の拡大した視野で治療が可能です。「手探りの治療」から脱却し、「可視できる、精密な治療」となり、感染源をしっかり除去できるようになります。
また、当院では治療経過を撮影・記録し、患者さんへの説明に使用します。
北米の専門医は根の治療を行う際、このマイクロスコープの使用を義務付けています。(AAE position statement ※PDFファイルが開きます)



CT撮影

根管治療において、「診断」が非常に大切です。

  • 顎骨の中での、膿の広がり方
  • 複雑なバリエーションの神経の形
  • 副鼻腔(上顎洞)、顎の中の大きな神経(下顎神経)など重要な器官との位置関係

CT撮影を行うことにより、従来の2次元のレントゲン写真と比べ、これらを立体的に確認することができます。診断の精度向上に有効なツールです。


最良の器具・薬剤を使用

最も良い治療結果が得られるように、世界に認められている最新かつ最良の材料を使用します。